急性虫垂炎の治療・入院の話
try!Swift Tokyo2024が2024/3/22~3/24に開催され、3/22に誕生日で30歳になったばかりの3/26、朝起きたら強い腹痛に見舞われて、色々あって病院にいったら、まさかの急性虫垂炎であることがわかり、急遽入院・手術をしました
昨年2023年10月に矯正治療で入院・手術したばかりだったので、個人的にはまた入院か、という感じでしたが、今回の経緯も備忘録としてまとめてます
他の誰かの役に立てばと思います
入院までの経緯
try!Swiftが終わった翌日、バタバタしていて疲れていたので、翌日はゆっくり起きて、午後から仕事を始めました
お昼に何を食べようかなと思いましたが、try!Swiftでしばらく自炊していなかったのと、翌日火曜日は定例の出社日だったので、冷蔵庫の余り物は今日食べないといけないなと思い、少しその日のランチは多めに食べてしまいました(結果的にはこれが要因の1つだった気がします)
その日はもうお腹が空いていなかったので、夜もほとんど食べず、そのまま寝ました
寝た時はちょっとお腹が張ってる感じがありましたが、まあお昼食べたしなということでそこまで違和感を感じませんでした
問題が起きたのは翌日3/26です
起きてから明らかに強めの腹痛や張りがありました
張りについては便秘っぽい感じかなと思いましたが、腹痛については少し強めの痛みで、かつ痛みが特にあったのが、おへその右側、いわゆる盲腸のあたりだったので、「これはもしかして盲腸では?」とちょっと頭をよぎりましたが、ただの腹痛の可能性もあるなと思ったので、とりあえず出社する時間までは家で休むことにしました
しかし時間を置いても回復せず、このままではオフィスがある渋谷駅までは絶対にたどり着けないと思い、とりあえず出社はやめて、一度最寄駅の駅前のクリニックに行くことにしました
駅までは普通に歩いて9分くらいなので、まあ何とかなるかなと思いましたが、いざ外に出てみると腹痛が強くなり、しかも天気が雨だったこともあり、歩くこと自体がかなりしんどくなりました
しばらくその場でうずくまって、家に戻るか、この場でタクシーor救急車を呼ぶかを考えましたが、少し時間を置いたら、なんとか歩けそうだったので、とりあえず駅前のクリニックに向かいました
もちろん普通の速度では歩けないので、15~20分くらいはかかったと思います
クリニックについた時は11時半頃で本当は午前の診療は終わっていたのですが、かなり辛そうなのを見て、診断をしてくれました
診断の結果、おそらく急性虫垂炎だろうとのことでしたが、大きい病院でより詳細な検査をしないとわからないとのことだったので、急ぎで近くの大きな病院の紹介状とタクシーの手配をしてくれました
ここで診療してもらえなかったら、だいぶ詰んでいたので、とても助かりました
その後タクシーで近くの大きな総合病院に移動し、消化器内科・外科で、血液検査やX線、CTなどの検査を通して、急性虫垂炎と断定されました
その日の症状の程度としては軽症でも重症でもなく、虫垂が破裂している、もしくはそれに近い状態にあるような緊急性はなく、またその日病院に入院用のベッドが開いておらず、その日は様子見もかねて、一度帰宅することになりました(翌朝に通院の予約と、入院のベッドの予約もしてもらいました)
食欲はなかったですが、もちろん翌日の通院の時までは食事はなしでした
その後、薬局で薬をもらい、タクシーで帰宅しました
ちなみにこの時初めて、Goでタクシー配車をしました
家に帰った後も、自分1人ではなかなか自由に動けなかったので、とりあえずなんとか風呂に入った後は、パートナーが仕事から帰ってくるまで寝て、待っていました
その後、翌日するかもしれない入院の準備をパートナーに手伝ってもらいながらしました
入院グッズは既述の昨年の入院の時にとても充実させていたので、基本足りないものはなく、何が必要かも把握していたので、サクッと準備できました
夜寝る時は体勢によってはお腹に痛みがあったので、体勢に気をつけながら寝てました
4時ごろに痛みが強くなって、追加で痛み止めを飲みましたが、それ以外の時も時々痛みで起きる時がありました
翌朝たまたま仕事が休みで、比較的住んでいた母が車でヘルプに来てくれたので、そのまま病院に連れて行ってもらいました
再度検査をしたところ、炎症の度合いがかなり高くなっていたので、そのまま入院、その日の午後に手術することになりました
入院や手術の経緯
まず手術の説明を受けました
そもそも虫垂や盲腸は同じものだと思っていましたが、今回話を聞いたところ、虫垂は大腸から生えている?小さな臓器であり、盲腸はその付け根の大腸の一部を指すとのことで、そもそも盲腸というのは病名ではないし、盲腸と急性虫垂炎は同じものを指すものではないということがわかりました(書いてもらった図↓)
手術の詳細としては、その虫垂を切除するのですが、炎症が他の場所に広がっていた場合、その上の盲腸や他の大腸の部分も切除するとのことでした
手術の正式名は腹腔鏡下虫垂切除術というものです
手術でできる傷は上記の左側の図の3箇所です(虫垂のある方向に傷ができないのはなぜかなという不思議はありました)
もちろん全身麻酔で手術時間は2~3時間とのことでした
ちなみに虫垂は体の免疫を司っているとのことしたが、他の臓器でメインに免疫についての機能がある場所があるので、虫垂の切除は特に問題ないとのことでした
入院の病棟に移動し、手術が始まるまでに可能な範囲でベッド周りの整備をしました
前回の入院と異なり、入院時点で体が自由に動かせる状態ではなかったのですが、手術後はもっと自由に動かせない想定だったので、とりあえず貴重品をまとめるのと、スマホやタブレットなどのケーブルの準備をして、とりあえず手術後にできる限り困らないように準備はしておきました
手術がいつから始まるかは他の外科手術との調整だったので、いつ決まるか分からないとのことでしたが、14時10分から始まる予定ですということを15分前くらいに連絡がきました
そして手術を受け、目が覚めた時には部屋に戻っていました
時間としては16時過ぎだったので、手術時間は2時間くらいでした
麻酔の影響で少しぼーっとしていましたが、先生から3時間はこのままベッドで安静との指示を受けたので、そのままスマホやタブレットで時間を潰して、過ごしました
3時間経った後は、最初は看護師付き添いで移動してもOKとのことだったので、とりあえず少し歩いて、問題なさそうということがわかったら、トイレに行きました
落ち着いてから確認しましたが、お腹の傷は3箇所、おへその箇所とおへその下あたり、その少し左側の合計3箇所にあり、傷はテープ?シール?のようなものでカバーされていました
確かに元々強い痛みがあった虫垂の位置の痛みはあまりありませんでしたが、術後は特におへその傷が痛みがありました
おへその傷が一番大きいらしく、またおへその曲面にあるので、一番傷が治りにくいらいのですが、1週間くらいでくっつくそうです
その後の入院は2日に1回、血液検査で炎症の度合いを確認する、毎朝回診で先生が傷の状態や体調を確認、検査があればその結果を共有を行い、他にX線の検査などがあれば行いますが、基本自由時間でした
食事は3/28木曜のお昼から食べ始めました(2.5日ぶりの食事!)
前回の矯正入院は顎に負担が行かないように最初はムース食でしたが、今回は最初からいわゆる普通のご飯でした
シャワーは3/29金曜から入っていいとのことでしたが、まだ傷の痛みもあったので、3/30から利用しました
もちろん洗濯機や乾燥機もあるので、着たものは洗濯できますし、入院着は連絡もできました
また今回の病院はいわゆるコンビニ的な売店があったので、入院に必要なものも途中で調達できたので、とても助かりました
その後、経過観察をしつつ、最終的に4/1月曜の午前に退院しました🎉
結果として、水曜日朝の入院、午後の手術から丸5日に入院となりました
退院後は激しい運動をしなければ、普通の日常生活をしてOKとのことでした!
今回の学び
今回急遽入院することになりましたが、体調を崩した時の状態について、改めて色々な学びがありました
- 家族や知り合いに介助を頼めるなら、頼む
- 明らかに症状が悪いと思ったら、我慢をせずに病院にいく
- 明らかに症状が悪いと思ったら、遠慮せずに救急車を呼ぶ
1.は、体調が悪い時や怪我をしている時に1人で無理をすると、危ないし、そもそもとてもしんどいので、家族がいる場合は家族、1人暮らしの場合は誰かにヘルプを頼みましょう
今回の自分の場合は昨年末からパートナーと同居している状態で、かなり介助をしてもらいましたが、とても助かりました
感謝感謝です
2.については、たまに無理をせず、病院にいかずに、自分で治そうとする人がいますが、明らかにやばいとなった場合(本当にやばい時以外もそうですが)、無理をせず病院に行くということです
今回の急性虫垂炎の場合は無理に我慢して放置すると、本当に命に関わります
体調が悪い時は素直に病院に行きましょう
3.については、昨今タクシー代わりに救急車を呼んでけしからん!みたいな話を聞くので、なかなか救急車を呼ぶハードルは高いですが、それで無理をして症状が悪いと思ったら、遠慮なく救急車を呼びましょう
今回自分も遠慮して、我慢して歩いて病院に行きましたが、クリニックの先生にも今回のような場合は遠慮なく、救急車を呼んでください!と言われました
救急車は気軽に呼ぶのも良くはないですが、本当に必要な時は遠慮なく救急車を呼びましょう!
全てに共通するのは無理をするのはよくないということですが、今回改めて、人間無理は良くないなということを学びました
まとめ
もう30代になって、今までみたいに若者ボーナスで乗り切ることがだんだん難しくなってくるのかなと切実に感じてきたので、今後は無理をせず、より健康に気を遣って生活していきたいなと感じました
また入院中は余暇時間が多いので、時間潰しが必要ですが、ずーと映画やアニメや動画など受動的な時間の過ごし方はどうしても飽きます
こーゆう時に、読書や記事執筆など自分から主体的に動く作業はとても重要だなと思いました
そーゆう意味では、プログラミングはとてもいい趣味だとしみじみ感じました
なお水曜〜金曜の間の休みは、会社の規定でうまく休みが取れなさそうだった結婚休暇を割り当てました笑(パートナーと休みが合わずに期限を迎えそうだったので、効果的に使えました笑)
おまけ
前回の入院と比較して、入院目的ではないですが、個人的に買って、今回持ち込んで良かったものがあったので、記載しておきます
1.Bose QuietComfort Ultra Headphones
ノイズキャンセリングが最強のヘッドホンです
これをつけて音楽を聴くと、周りの音はほとんど聞こえなくなります
元々ヘッドホンは持っていなくて、AirPodsProを使っていましたが、同居を気にせず、より集中して作業できるように買いました
AirPodsProと比べて、以下のようなメリットがありました
- ノイズキャンセリングが強い
- バッテリーがとても長い
- 耳が痛くならない
実際入院中に使っていましたが、1日使っていても疲れないし、充電も切れない、そして入院で相部屋なので他の利用者や周囲の雑音も気にせず、作業したり、本を読んだりできました
前回の入院の時は、AirPodsProと予備のBeatsのイヤホンを交互に使っていたので、充電が切れないのはすごいよかったです
こちらも先ほどのヘッドホンと似てますが、普段寝ている時に静かに寝れるように買ったいい耳栓です
相部屋で寝る時に少しでも周囲の雑音を減らして、寝れたので、こちらも役に立ちました!
普通の耳栓と比べて、取り外しもしやすく、ケースも付いているので気に入ってます