LTで惹きポイントを作る
この記事は、エンジニアと人生 Advent Calendar 2024のDay4 12/4の記事です
前日の12/3のGakuさんの記事は「LAPRAS 公開パフォーマンスチューニング 」視聴後まとめです!
自分がLTなどの発表をする時、できる限り導入として惹きのポイントをつくることを心がけてます
それは自分が元々教員志望で、生徒に授業をする時に冒頭にその授業のテーマについて興味を持ってもらうことが大事だということが、大学時代の教育実習なども踏まえて、身に染み付いていたので、ついついLTなどの発表でも以下に相手に聞いてもらうために導入を作ろういう癖が残っています
もちろん技術的な発表で元々その発表を聞きに来てくれているモチベーションの高い人もいるかもですが、そのような人ばかりではないので、少しでも多くの人が興味を持って聞きやすくなるように、このような導入セクションは大事なのかなと思います
実際に先日のFlutterKaigiの前夜祭でLTした後の懇親会でその点についてフィードバックがあって、とてもわかりやすくて、一気に聴きたくなるようになったということを聞いたので、簡単に自分が普段意識していることについてまとめようと思います
惹きを作る上で大事なポイント
そもそも相手がどのような人たちなのかを考える必要があります
それによってどのようなトピックを活用できるかが、変わってきます 例えば年齢層や職種、出身や在住地域などが一番わかりやすいかと思います
例えば極端な例だと、国際カンファレンスの場合、外国からの参加者の場合は、日本人の間では一般的なトピックを選択するのは避けたほうがいいでしょう
参加者全員が知っているというトピックを選択するのは難しいと思いますが、目的は自分の発表内容に興味を持ってもらうことなので、できる限り多くの参加者にとってわかりやすいもの、もしくは親近感が持ちやすいものである必要があります
そのためどのような参加者がいるのかの想定は必要で、もしそこが明確にわからないなら、尖ったトピックやネタは避けた方がいいと思います
どんなことを書くといいのか?
基本的には参加者にその後の発表本編を聞いてもらいやすくするためのもので、自分は学校の授業と同じように、以下のようなものがポイントになるかと思います
- 発表内容に興味を持つようなもの
- 参加者がその内容について、自分ごととして考えられるようなもの
- 発表内容がどうして重要なものなのかと考えられるもの
例えば今回のFlutterKaigiの前夜祭のLTでは冒頭このようなスライドで進めました
今回の発表内容をそのまま最初から始めてしまうと、どうしてこの発表内容が重要なのかというポイントが不明確になってしまうので、その前に参加者の皆さんに上記のような質問をして、参加者自身に疑問点を持ってもらうことで、興味をそそるようなポイントを導入で用意しました
実際に懇親会のフィードバックでは、導入の質問で一気に気になるLTになったという感想をいただきました!
その前のiOSDC2024のLTでは少し違った角度で、どうしてこのLTの発表内容をすることになったのかというポイントを簡単に、だけど普通の考え方ではないようなちょっと無理やり?面白い?感じにしたので、それで興味を持ってもらいやすくしました笑
まとめ
今回はLTなどの発表でどうやって、発表本編に興味を持ってもらいやすい惹きのある導入を自分が考えているかについてまとめました やっぱりせっかく発表をするなら、自分の発表内容を参加者の人に聞いてもらって、かつ少しでも生かしてもらいたいですが、全員が全員前のめりに聞くことはありません それを少しでも聞きやすい発表にするための手法として、導入のポイントを少し工夫してみるのはいいのかもしれません!