家の要件定義が完了した!
この記事は以下の記事の続編です!

前回の記事では家探しの最初から、土地の購入までについて書きました
そして先日建物の要件定義が完了したので、そこまでの情報をまとめておきます!
前回からの流れ・やったこと
前回からどんなことをやったのかを先にまとめておきます
- 一条工務店からいっぱい資料やタブレットが送られてきて、この仕様を決めるための流れや注意事項、どのようなものを選ぶことができるかを初回打ち合わせまでに確認、仕様のうち決められるところはおおよそ決めておく
- 以下の打ち合わせを順番に進める
- 初回打ち合わせ
- 図面仕様
- 図面仕様2
- 基本プラン確定
- 電気・照明打ち合わせ
- 最終仕様確認
- 工事着手承諾
- 別途外構やカーテンの仕様を決める打ち合わせ
打ち合わせを何回し、それぞれ何をするかどうかは事前に決められています
それぞれの打ち合わせでは決めることを決めるのと、次回の打ち合わせで確認することのすり合わせや確認事項を確認する、という感じで進められました
資料の中で一番確認したのがこのお住まい検討シートの冊子で選ぶことのできるオプションはだいたいここにまとめられていて、同じような情報はタブレットでも確認できます


前回のブログに記載の通り、一条工務店は選択できるオプションが基本的には決まっていて、基本カスタムで外部のものを選ぶことはできず、そのためこれらの資料で何が選ぶことができるのかを把握することが大事です
また一条工務店の場合、YouTubeやブログでも参考になる情報があるので、これらも参考になると思います
一条工務店の場合は規格化されたオプションしか選べない(その分値段が安いものもあります)ですが、その分組み合わせのパターンが少なく、デザイン性などにそこまでこだわりが強くない我が家は逆に仕様を決めやすかったです
打ち合わせについては、最初にまず図面を決めます
具体的には土地の中で家の広さをどれくらいにするか、土地の中で建てることができる土地の広さを最大値として、それに建物を建てるときの坪単価や家の中に必要なものを考慮して、どれくらいの広さの家にして、どのような間取りにするかを決めます
我が家の場合はグランドピアノを1階に置く必要があったので、これを前提に別途1階に置く必要があるもの(置いた方がいいもの)として、お風呂場や洗面所、リビングなどをパズルして、予算も加味して、1階の広さと間取りを決定しました
必然的に2階には寝室や作業部屋などを配置することになりましたが、2階の広さは事実上1階と同じにしないといけないので、かなり余裕がありました
そのためそれぞれの仕事部屋や寝室+アルファの部屋など、ある程度部屋数を確保した間取りにしました
家の広さとしては、建蔽率的にもう少し余裕があり、本当はもう少し1階を広くしても良かったのですが、1階を広げると同時に2階も広くする必要があり、また100万単位で値段が変わることになったので、必要最低限の広さにしました
なお間取りについては一条工務店の標準の耐震等級などの基準を満たしつつ、その中でも耐震的には強い構造にしてもらったので、設計士の方的にはその辺はほぼ満点に近いような設計になってます
図面や家の中の基本的なオプションの大枠を決めた後は、照明や電気の仕様を決めます
具体的にはどのような照明にするか、それらをどこにつけるか、コンセントをどこに何個つけるかなどを決めます
仕様が決まった後は最終仕様確認で全ての仕様を確認し、最後の工事着手承諾の打ち合わせで諸々ハンコを押したりして契約し、これから家の工事が始まる!という感じです
打ち合わせは休憩時間も含めて4~5時間くらいで、最終仕様確認の時は8時間超えでした笑
だいたい自分たちの場合は事前に疑問点や確認点をNotionにまとめて、事前に一条工務店側にそれらを共有し、毎回打ち合わせの最初にそれらを確認していたので、それにだいぶ時間がかかっていたのもありました(高い買い物なのでで、疑問点や不明点がある状態は避けて、できる限り住みやすい家を作りたかったので、ここは妥協しなかった)
また予算規模を把握するためにも、並行して紹介してもらった外構業者とも打ち合わせをして、大枠の予算規模を確認しました(外構の仕様によっては建物の設計に影響する箇所があるので、それらの点はこのタイミングで決定しておく必要があります)
外構の仕様決定は、建物の上棟後に現場を見ながら行うそうなので、最終決定はまだ先ですが、現時点でほとんどの仕様は決定しています
カーテンの打ち合わせについて、カーテンは一条工務店のオプションにはないので、別の業者と打ち合わせをして、おおまかな予算感を確定させました
なお一条工務店の提携の業者でなくても選択可能ですが、提携業者だと家の引き渡し前にカーテンやそのレールなどを設置した状態にしてもらうことができます
カーテンではないですが、一条工務店ではハニカムシェードというものを選択できるので、好みや使い勝手、設置場所と金額などを比べて、選択することになると思います!
ちなみに我が家は横長のFix窓は通常のカーテンは難しかったので、ハニカムシェードを採用しました
どんな方針で仕様を決めていった?
大きい方針として以下の方針で決めました
- 予算を意識して、できる限り削れる箇所は削る
- 掃除やメンテナンスの手間の省略、生活の利便性の向上になるものは採用する
- メンテナンス性に問題がありそうな仕組みやオプションは避ける
最初のポイントについては、予算には限りがあるので当然ですが、ここは結構シビアに確認していて、細かくオプションの比較をしたり、そもそも追加するのかどうかを確認して、優先度が低いものはNotionの後で検討リストに追加し、ある程度仕様が決まり、金額感が見えてから追加するかを再検討するという方針にしていました
2番目について、具体的に採用したオプションは後述しますが、数十年単位で住む(運用)することが想定されるので、ちょっとした手間や作業も、長い期間で考えるとチリツモで非常に大きな負荷になるので、できる限りそれは削減する方向に倒しました
3番目について、設計士の意見やYouTube、ブログなどの情報を参考にメンテナンス性などに問題がありそうなものはできる限り削除しました
具体的には、まずはバルコニー/ベランダです
バルコニーというと例えば洗濯物を干したり、何か物を置いたり、広い場所だともしかするとBBQみたいなこととかもできたりするかもしれません
また一条工務店の場合、バルコニーは坪単価が通常の部屋の半分になるので、1階は余裕がない反面、2階は比較的余裕があったので、予算を削る場合は一部をバルコニーにするという選択肢もありました
しかしそもそも洗濯物は乾燥機があるので外で干すことはないため、バルコニーを上記の目的で使うことはなさそうなのと、バルコニーは日頃の掃除が大変だったり、水漏れリスクも高いため、採用は推奨しないという意見をよく聞いたので、我が家では採用しませんでした
他には窓について、窓は断熱性の観点では弱点になるポイントになるし、Fix窓でない場合は防犯上のリスクにもなります
また窓をつけるとなると、それぞれにカーテンをつけたりで追加の費用がかかるし、掃除をするポイントも増えます
そのため採光の観点でつける必要がある窓は除き、それ以外はほとんど窓は設置しないようにしました
また階段にある窓など、外の景色を見る必要がない窓はカーテンを設置するのも、開け閉めするのも、掃除するのも手間だったので、無料のオプションの霞窓の設定にし、簡単に外からの視線を遮ることができるようにしました
もちろんお風呂場やトイレにも窓は設置していません
ちなみにお風呂場も、シャンプーなどを置く棚や洗面台など掃除の手間になりそうな箇所は無料でもつけないようにしました
床暖房などそもそも標準のものはそのままつけています
ちなみに色は自分はこだわりはないので、パートナーがほとんど決めてくれました!
採用したオプション
前述にも書いた通り、今後の生活やメンテナンスを考慮して、いくつかのオプションを採用したので、抜粋して記述しようと思います
太陽光パネルや蓄電池
自治体の補助金が出るので、載せられるだけ載せて、かつ蓄電池も標準の1つに加えて、1つ追加で配置し、合計2台にしました
イニシャルコストはかかりますが、その後の電気代が下がるのと、追加で売電収入も期待できるので、シミュレーション上は十数年で回収できる計算です
また最近はそもそもの電気代が高くなっているので、その支払いコストが減ると、その分家計全体での支出が減るので、そのことも期待しています
ドアは基本引き戸
家の中は掃除のことを考えて、後述のピアノ部屋以外は全てスライド式の引き戸になっています
我が家は現在もロボット掃除機にやってもらっていて、新居でもその体制を維持する予定なので、ロボット掃除機が掃除しやすいように、基本ドアは開けておきたいですが、開戸だとドアの裏に溜まったゴミは掃除できないのと、通路が少し狭くなるので、それらのことを考慮して、基本全て引き戸にしています
ピアノ部屋の防音周り
ピアノ部屋にはグランドピアノがあるので、音漏れが想定されます
防音部屋施工は予算の観点から実施していないのですが、できる限り音漏れを少なくするために、以下のオプションと施行をしています
- 防音ドア
- リビングや廊下の間の壁、天井に断熱材を追加
一条工務店の標準のドアは、吊り戸になっているので、ドアの下に隙間が空いています
これは通気のことも考慮した仕組みですが、このドアだとその隙間から外に音が漏れてしまうので、そのような隙間が開いていない開戸のオプションがあったので、追加しました
断熱材も元々設置される量に追加することで、多少は遮音効果が期待できるかも?ということで、追加しました
食洗機
現在の賃貸でも食洗機を利用しているので、新居でも当然欲しいなと思っていましたが、基本一条ではPanasonicの深型食洗機が標準になっています
追加のオプションでストリーム除菌洗浄とか、洗剤自動投入などがあり、最初はいらないなーと思っていたんですけど、それらのオプションの品番は洗浄のノズルの形も変わっていて、洗浄力も高くなるとのことだったので、一番値段が高いオプションを選択しました
キレイツモフード
キレイツモフード(自動おそうじファン付)+電動密閉式シャッターというオプションは、パナソニックのレンジフードで、簡単にいうとレンジフードの掃除がめっちゃ楽になり、掃除もレンジフードの部品を外して、食洗機に入れればだいたいOK!というもの
このオプションは比較的高額なのですが、レンジフードの掃除はかなり大変なので、それらを考慮して、採用しました
タッチレス水栓
タッチレス水栓については、YouTubeや各種ブログでも高評価で便利そうだなというのと、知り合いの一条工務店で建てた家にお邪魔させてもらって、実機を触った時に気になっていたセンサーの反応速度の遅延もそこまで気にならなかったので、採用しました

スクエア型アクリル人造大理石浴槽
浴槽ですが、よく賃貸にあるFRP浴槽ではなく、人造大理石浴槽のオプションを採用しました
FRPというガラス繊維強化プラスチックの浴槽より、耐久性が高く、また掃除もしやすいということもあり、人造大理石浴槽にしました!
eエントリー
eエントリーは玄関で物理的に鍵を挿して回すことなく、ドアに近づくだけで鍵を自動解錠できるようにできるオプションです
色々なバリエーションがありますが、我が家では玄関ドア一体型で、スマホからも操作できるようにしました
現在はSwitchBotの指紋認証でドアを解錠できるようにしているので、それよりも便利になるかも?と期待しています
ピクチャーレール
現在の間取りだと、1階はあまりスペース的に余裕がなく、玄関もあまり物を置いたりするスペースがありません
そのため何かカバンやコードなどをかけれるように、廊下にピクチャーレールという名の可動式のフックを設置しました
同様の物を2階の部屋にも設置しています
おそらく文字通りの絵や写真を飾ることはないですが、何も家具家電を配置することがない壁であれば配置できるオプションなので、便利なオプションかと思いました
エコキュート
一条工務店では基本、三菱電機のエコキュートを選択するようになっていて、最初ミニマムスペックのものにしようと思いましたが、標準のエコキュートだと水圧がかなり弱く、またお風呂などでお湯を使い切ってしまった後は事実上お湯が使えなくなるということを知り合いから聞いたので、ハイパワータイプ、かつお湯の容量も多めのものに設定しました
また形は角型と薄側のものがあり、薄型の方が高いので角型にしました
エアコンの室外機の風向調整板
隣の家の1階にベランダっぽい外に出ることができるようなエリアがあり、そこにこちらの室外機の風が当たらないようにするために、風向調整板を設置し、風が直接隣の家に入らないようにしています
他に気をつけたこと
とにかくオプションを網羅的に確認する!
お高い買い物なので、できる限りベストを尽くしたいです!
そのためにはまず何を選ぶことができるのか、オプションを把握し、それぞれのメリットデメリットなどの特徴を把握することが必要です
オプションの数はかなりの数がありますが、それでも基本一条工務店では、サポート外のオプションを採用することはできないため自由度は低い反面、オプションを網羅的に確認しやすいと思います
最初に時間を取って、お住まい検討シートやタブレットを確認し、どんなオプションがあるかをおおまかに確認し、その後打ち合わせを進める中で設計士の方に色々質問したり、YouTubeやブログなどで調べたりして、少しずつ詳細な特徴を掴んでいくのがいいと思います!
実際の生活する時のことを考える
家は建てるのがゴールではなく、その後実際に暮らすことになるので、その後に困ったことや不満点が残らないようにしたいです
そのため実際に生活の時、もしくは保守などで設備更新する時のことを考慮して仕様を決める必要があります
我が家の場合は既述の通りですが、家の中のドアを引き戸にしたり、空気の給排気口について、生活導線を考慮して配置したりなどです
また保守観点だと、将来エコキュートを交換する時に、機器の搬入の関係でエアコンの室外機が邪魔で薄型しか設置できなくなるかもしれないということを考慮して、エコキュートの土台のコンクリートは角型と薄型の両方を設置できるサイズにしてもらっています
外構の仕様も並行して決める
外構の仕様自体は現時点で完全には決まってないですが、おおよそは決まっています
具体的には建物側の仕様に影響する箇所はこの時点で確定する必要があり、我が家の場合は例えば外構の仕様の影響で、一部の室外機やガーデンパンの配置場所が変更になり、また水道設備も一部変更になりました
このような建物側の工事に影響がある箇所はこの時点で決めないと後で外構工事に影響が出てしまうので、並行して外構の仕様設計も進める必要があります
次にやることは?
次は、実際に家を建てるフェーズになります
そのために建物側の住宅ローンの手続きをしたり、土地の草刈りをしたりなどの準備が必要になってきます
あと一条工務店の場合は、上棟の時期を基準に逆算して基礎工事などのスケジュールが決定されます
我が家の場合は8月くらいに上棟になっているので、おおよそ6月くらいから工事が始まり、最終的な引き渡しは2025年11月くらいの予定です
それまでに外構の仕様Fixとカーテン業者と具体的にどのカーテンを選ぶかどうかがこちらのTODOになります
まとめ
今回は我が家の仕様定義の過程についてまとめました
これは前回の土地選びなどの時と同じなのですが、我が家を担当してくれた設計士の方が優秀な方で、こちらの質問にも的確に答えてくれるし、私たちの要望を踏まえた上でよりよい提案もしてくれて、個人的には現時点ではかなり上出来な要件になっていると思います
どのハウスメーカーを選ぼうとも、結局は担当者の方の力量や相性が大事なのだと改めて感じました
今回決めた仕様はおそらく完璧ではないですが、その採点は実際に家ができてから答え合わせをします!