まとめ – SwiftHomeの実装を終えて
この記事はiOSDC2022で発表したセッション、Swiftで我が家を より便利に、安全に!の発表の「まとめ」の内容をまとめたものになります。
この記事は、「5. 人感センサーを使う – こちらから攻める」 の記事の続編です。もしまだ読んでいない方は読んでいただけると!
今回Swiftとラズパイを使って、色々な機能を実装してみました!
まとめとしては….
- 普段書いているSwiftでもラズパイの開発ができる
- Vaporを使うことで、SwiftでAPIやSocket通信を簡単に実装できる
- 実装を追加することで、アイデア次第で一般販売されているスマートホーム機能を拡張して、より便利に、幅広いことができるようになる
- ただしラズパイやGPIOなど、ハード面の技術キャッチアップも必要
- 様々な部品や道具などハードを追加で用意することも必要
といった感じです!
Swiftで普段行っているiOS開発以外にも、ハードの開発ができるのは楽しいですけど、道具や部品を買うのに追加でお金がかかるのはちょっとお財布にダメージです笑
またラズパイでのSwiftを使った開発は、MacのXcodeで行う開発よりも制約が多いです
- Raspberry Pi OSだと、古いSwiftのバージョンしか使えない(執筆時でv5.1.5)
- Swift Concurrencyが使えないのは結構つらかったです。。
- UbuntuOSだと、カメラの実装などハード周りの設定の実装がRaspberry Pi OSと比べて、ハードルが高い
- 発表までには時間が足りなくて、うまくいかなかったですが、これはもしかすると、やり方次第ではなんとかなるかもしれないです
今後は今回発表したこと以外にも、電子工作として色々なことを試してみたいと思っています!!
- 人感センサーで検知した時に、カメラで写真を撮影し、Tweet
- 二酸化炭素センサーの情報をSwiftUIのChartsでアプリに表示
- 観葉植物に自動で or 定期的に水をあげる
- 土壌湿度センサーなども使ってみる
- 玄関の解錠・施錠をもっと便利にする
- モーターを使って、アクションを起こす
おすすめのスマートホーム構成
ちなみにもしまだ家をスマートホーム化していなければ、まずは以下の構成でスマートホーム化してみるのがおすすめです!(約1万円くらいで用意できます!)
この構成だけでも、QOL爆上げなので、おすすめです!!
もし赤外線のリモコンで操作できないタイプのシーリングライトだったり、そもそもシーリングライトでない場合は、SwitchBotのシーリングライトや電球があるといいかもです!
また今回の作成したSwiftHomeのスライドは、Figmaを使って、スライドを作成しました!
詳細は↓の記事にまとめました!
そして発表には含まれていなかったですが、GoogleHomeからラズパイの処理を呼び出す実装についてまとめた記事もあるので、興味のある方は読んでみてください!
これで発表内容の紹介は終わりです!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!
発表で使用した参考資料・情報
- 『これ1冊でできる! ラズベリー・パイ 超入門 改訂第6版」(福田 和宏)
- Vapor Docs
- Swift on Raspberry Pi
- ラズベリーパイのレシピ
- ラズパイにパソリを繋いでNFCタッチ!
- SwitchBot API